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将来における水資源の重要性
そもそも日本は水が豊かな国土である。かつて「日本人は、安全と水は無料で手に入ると思い込んでいる」と指摘されたように、日本人にとって水はあふれかえっているものである。しかし、これは世界的にみれば稀有なことである。
世界では深刻な水問題が発生している。たとえば、JICAの年次報告「地球環境水資源2010」では、深刻な水不足、さらに、深刻な水質汚濁が進む中国や中東の下水湖などの問題があり、地球上で約12億人が安全な水にアクセスできない状況にあるとされる。
私たち日本人が石油を必須のリソースとしていて、渇望しているが、今12億人は水を必須のリソースとして渇望している状態にある。
日本人が持っているリソースこそ、今後地球上でより重要性、希少性を増すかもしれない。豊富にある水資源を背景にした日本の水関連技術はさらに磨きをかけて世界に貢献していくことが求められる。