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人口減少社会における水ビジネスのポジション

日本の人口が減少することで、社会インフラは過少に利用されるようになることが想定できる。特に、上下水道の利用は人口に強く依存している。どのように人口が減少したとしてもインフラとしての水道事業は簡単に縮約することもできないし、質を低下させることもできない。

一般的に、人口減少によって社会のデザインを大きく変革していく必要が認識されており、都市計画ではコンパクト化やスマートシュリンク(縮退)が志向されている。ビジネスではIoTやAI、ロボットの技術に注目が集まっている。

水ビジネスについていえば、上下水道の維持が難しいほどの過疎化が進むことがリスクであり、シュリンクがどこまで進むかに注目が集まっている。水道管が維持できないような過疎地域における水の供給については、水の宅配など、シュリンク後のあり方を模索することも進められている。