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東京都の水道ビジネスの競争力

東京都水道局は、世界でもトップクラスの技術、ノウハウを持っている。東京都の水道料金徴収率は99.9%であり、給水規模も1,300万人(1日平均430万立方メートル)、漏水率3.1%という世界的にも巨大で、高い実績を上げている。

以下は東京都水道局の所管・出資会社である。

東京水道サービス株式会社


東京水道サービス(TSS)は、技術力、民間の有する柔軟性を最大限に発揮するために、東京都から水道施設の運転管理業務、漏水防止・管路等の維持管理業務、給水装置(各家庭への引込管等)工事の審査・検査業務など水道事業運営上重要な業務(準コア業務)を受託し、東京都水道局のパートナー企業として、水道局と一体となって、水源から蛇口までのライフラインを支えている。

主要な業務としては、次のようなものである。

(1) 浄水施設等管理
浄水場運転管理、給水所維持保全、集中管理の遠方監視による小規模浄水所等の運転・維持管理等

(2) 管路施設管理
管路維持・管理、配水管工事の設計・監督、他企業工事立会等

(3) 給水装置
設計審査、施工承認、完成図審査・検査等

(4) 水源等管理
水道水源林の保全等

(5) コンサルティング
管路診断、漏水調査、耐震診断調査、貯水槽水道点検調査等

(6) 技術開発
配水管内面洗浄工法、時間積分式漏水発見器等

(7) 水道資器材管理
備蓄資器材の在庫管理・保管

(8) 水道技術研修
東京都水道局研修補佐業務、日本水道協会講習会業務等

(9) 国内外への水道界への貢献
漏水調査等のコンサルティング、海外研修生受け入れ、民間企業等と提携した調査等

PUC株式会社


PUCは2004年に設立された、東京都水道局のパートナー企業である。
業務の内容は以下の通り。

1.カスタマーサービス事業
・コンタクトセンターの構築・運営
・水道料金徴収業務等の公益事業等に係る各種事務処理の代行

2.システム開発・運用事業
・情報処理システムの企画及び既存システム構築を含むソフトウェア・システムの開発
・LAN,WANの設計・構築を始め、ネットワーク環境の総合運用管理サービスの提供
・システムの運用・保守

3.その他事業
・経営及び情報処理システムのコンサルティング
・情報処理システムに関する各種情報教育サービスの提供