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日本の官民連携会社、豪州水道事業会社を買収

2009年7月に政府と企業などが出資して「(株)産業革新機構」を設立した。この産業革新機構は、次世代産業へ戦略的な投資を行う。

2010年5月、産業革新機構と日揮、三菱商事などは、豪州第2位の水道事業会社「United Utilities Australia Pty Limited社(UUA社)」を買収した。この案件は官民が連携した、日本初の水ビジネスの海外展開となる。

UUA社は豪州の4州で、上下水道、海水淡水化、工業排水処理、再生水など関連14事業を展開している。給水規模は約300万人に上る。今後、新会社を設立しUUA社の事業を承継して行く。さらに、東京都の水道技術・ノウハウが活用される予定である。

東京都水道局と産業革新機構は2010年3月に、東京水道サービス(株)(水道局が所管・出資)の水道技術や運営ノウハウを相互共有するための協定を締結している。

参考:
株式会社産業革新機構